切れ痔は「痛い」ものと「痛くない」ものがある?

痛くない切れ痔は存在するの?

切れ痔というのは肛門が切れて痛みと出血を生じる症状の事を言います。

 

だけど、ネットを調べてみると「痛くない切れ痔」というキーワードで検索している人が結構多いんですよね。

 

では痛くない切れ痔というのは本当にあるのでしょうか?

 

まず、出血量に関しては便器が鮮血に染まる位出る場合もありますが、ほとんどがトイレットペーパーに少し付く程度です。

 

だから血便に関しては症状によって違いはあります。

 

ただ、痛みに関してはほぼ全ての切れ痔にあると言っていいでしょう。

 

幼児や子供の場合は言葉には出さないかもしれませんが、態度であらわしますのでわかると思います。

 

ですので、痛くない切れ痔というのはちょっと考えられません。

 

考えられるとしたらいぼ痔の一種である内痔核、あとは驚かすつもりはありませんが直腸癌・腸の炎症の病気の可能性もあります。

 

いぼ痔の場合は肛門にいぼがあるのでわかりやすいですが、内痔核の場合は肛門の内側に発症するのでほぼ見当たりません。

 

さらに、内痔核は神経の無い場所で出血するため痛みがないのです。

 

また、痛みのない肛門からの出血は直腸がんや腸の炎症の病気(クローン病、潰瘍性大腸炎、虚血性腸炎など)である場合もあります。

 

可能性としては低いですが、もし痛みの無い出血が続く場合は、大腸内視鏡などの検査をしてみる事をおすすめします。

 

もし、内痔核だった場合は薬や手術に頼らず自宅で痔を改善出来る方法がありますので、こちらをご覧ください。

 

⇒手術や薬に頼らず自宅で切れ痔を改善する方法